人間が嫌な事があった時にストレスを感じるのと同じように、ハムスターも嫌な事があるとストレスを感じます。
ハムスターも人間と同じようにストレスを溜めすぎると病気になる可能性があるため、極力ストレスを与えないように飼育してあげる必要があります。
そこで今回はハムスターがストレスを感じた時にとる行動や、ハムスターのストレス発散法を紹介していきます!
ストレスが原因でどんなことが起きる?
ハムスターはストレスが溜まると、脱毛してしまったり、下痢や便秘になってしまったり、免疫力が下がって様々な病気にかかる可能性があります。
他にも食べすぎて太ってしまったり、逆に全然食べなくて痩せてしまったり…
人間と同じようにストレスを溜めすぎるのは体に毒です。
ストレスを感じるとどんな行動をする?
ハムスターも怖いと思った時や嫌なことをされた時にストレスを感じます。
ストレスを感じると様々な行動を起こします。
フリーズする
何かに驚いたり緊張している時に起こす行動です。
急にその場で固まって動かなくなり、周りを警戒しています。
鳴く
ハムスターは滅多に鳴くことはないですが、嫌なことをされた時や怖い時などに「ジージー」や「チチッ」と威嚇しながら鳴きます。
頬袋の中身を突然全て吐き出す
頬袋の中身を出す時はエサを食べる時や、寝床や貯蔵庫にエサを貯める時です。
上記以外で急に口の中身を全て吐き出す時は、ハムスターにとって緊急事態!
「早く逃げなきゃ!」と思っている時です。
頬袋の中身を全て出す理由は「体を軽くして逃げるため」です。
うんちやおしっこを漏らす
ハムスターが驚いた時にうんちやおしっこを漏らす時があります。
何かを噛む
人間を怖いと思って手を噛んで攻撃してきたり、「ケージが汚い」「外に出たい」「お腹空いた」など何か不満がある時にケージを噛んだり、ケージの中にある寝床やトイレなどを噛んだりします。
頻繁に毛繕いする
ハムスターは寝起きやご飯を食べた後などよく毛繕いをしますが、頻繁にしている時は注意が必要です。
クシクシは身だしなみを整える以外に気持ちを落ち着かせるために行うことがあります。
頻繁にクシクシしている時はストレスを感じている可能性があります。
体を低くして逃げる、隠れる
飼い主を見て体をペタンと低くして逃げたり隠れるのは飼い主のことを怖いと思っていて、飼い主のことを警戒しながらお腹を守って逃げたり、隠れようとしています。
エサを食べすぎたり、食べなかったりする
ストレスが溜まるとエサを食べすぎてしまい太ってしまったり、逆に食べずに痩せてしまう可能性があります。
原因と対策
ハムスターがストレスを感じる原因はいくつかあります。
原因と対策を紹介します。
環境に慣れていない
ハムスターを飼い始めたばかりで環境に慣れていない時は無理に触ったり、声をかけてはいけません。
まだ慣れていない時にずっと見つめたり、無理に触ろうとするとハムスターはストレスを感じます。
ハムスターが環境になれるまで1週間程度は必要なお世話だけをしてそっとしておいてあげましょう。
突然触られて驚いている
ハムスターは目があまり良くないので背後から触られると驚いていしまいます。
ハムスターに触れる時はそっと前から触ったり、手乗りさせる時は手を添えるようにしましょう。
生活リズムの崩れ
ハムスターは夜行性なので、暗くなると活発に動き出します。
しかし夜なのにいつまでも電気がついていたり、逆に昼間はカーテンが締め切ってあって暗かったりすると生活リズムが乱れたり、ストレスになってしまいます。
ハムスターの生活リズムを崩さないためにも、夜はダンボールやタオルなどでケージを覆って光を調節したり、早めに電気を消すようにしましょう。
毎日のエサやりや水やりの時間を夕方や夜に時間を決めてあげるのも効果的です。
周りがうるさい
ハムスターは目が良くない代わりに耳がとても良いです。
なので人間には聞き取れない音も聞き取っています。
ハムスターの周りで大きな声でおしゃべりしてないですか?
ハムスターの近くで音楽を聞いたり、テレビを見たりしていないですか?
ハムスターの近くで大きな音を出したり、不快な音を立てないように気をつけましょう。
強い匂い
耳と同じく、嗅覚も優れているハムスター。
人間がいい匂いだと思っている香水や芳香剤などはハムスターにとっては不快な匂いかもしれません。
ハムスターの周りに置いたり、使わないようにしましょう。
ケージが狭く運動不足
ケージが狭いと十分に動き回ることが出来ず運動不足になってしまいます。
ハムスターは1日にだいたい20キロくらい走る動物です。
ハムスターにとって走ることはストレス解消にもなるし、肥満防止にもなります。
ケージを広くしたり、回し車を置いたり、部屋んぽさせたりして運動不足にならないように気をつけましょう。
隠れる場所がない
野生のハムスターは敵から身を守るために巣穴を掘って身を隠しながら生活しています。
そのためペットのハムスターも狭くて暗い場所が好きです。
巣箱などの隠れられる場所がないとハムスターは安心してエサを食べたり、寝ることができないのでハムスターが安心できるように巣箱を用意してあげましょう。
巣箱のサイズの目安はハムスターが3匹入るくらいの大きさです。自分のハムスターのサイズに合わせて用意しましょう。
ケージが汚い
ケージが汚いとそれが嫌でケージを噛んだり、物を噛んでアピールすることがあります。
ケージが汚いと皮膚病になってしまったり、ケージを噛むと不正咬合になる可能性があります。
ケージは定期的に掃除をして清潔に保つようにしましょう。
しかし1度に床材を全て変えてしまうと自分の匂いが無くなってしまいストレスになります。
なので1度に全ての床材を捨ててしまわず、掃除する前の床材は少し残すようにしましょう。
温度管理ができていない
ハムスターを飼育する際の適切な温度は
20~26度です。
温度が守れていないとストレスになったり、体調不良になってしまいます。
ケージの中に温度計を置いてしっかり温度管理をしましょう!
その他のストレス解消法
上記で紹介した対策の他にこんなストレス解消法があります。
穴掘りをさせてあげる
ハムスターは穴掘りをしたり、砂浴びをすることでストレス発散することができます。
普段から床材を厚めに敷いて穴掘りができるようにしたり、砂浴び場を作って穴掘りや砂浴びをさせてあげましょう!
かじり木を用意してあげる
ハムスターはストレスを発散するために何かをかじります。
ケージや金網を噛むと不正咬合になる危険がありますが、かじり木ならその危険はなく歯の伸びすぎも防ぐこともできます。
まとめ
今回はハムスターのストレスについて解説してきました!
ハムスターはストレスが溜まりすぎると、脱毛したり、下痢や便秘など体に不調が起こる危険があります。
ハムスターがストレスを感じている時は鳴き声をあげたり、フリーズしたり、気持ちを落ち着かせようと何度も毛繕いをしたり、何か行動をしてサインを出しています。
ハムスターのどんな姿も可愛いなーと思うだけではなく、ストレスのサインを見逃さないように注意してみましょう!
そして普段からストレスを与えない環境作りをしたり、ストレス発散することができる環境作りを心がけましょう♪
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